低血圧だと朝なかなか起きられないって聞いたことありますよね?本当にその2つに関係はあるのか、ただ朝起きるのが苦手ってだけなんじゃないのかと、気になったので、調べてみました。

低血圧で寝起きが悪い女性

なぜ効果延長で血圧コントロールしても倒れるか

血圧が高くなってしまうと降圧治療を行っていくということが一般的です。血圧が高い状態が続くことによって血管や心臓、腎臓などの臓器にストレスがかかり続けることになってしまい、臓器の機能不全に陥ってしまうリスクが高まるからです。特に恐ろしいものとして認識されているのが動脈の機能不全であり、動脈が血圧に耐えられるように肥厚していくことによって弾力性がなくなり、もろくなってしまう現象があります。これが動脈硬化として知られる疾患であり、それに血圧の高さなどの様々な要因が重なることによって出血や血栓の形成が起こってしまい、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞等が発症しやすくなってしまうとされています。こういった合併症を防ぐために長時間にわたって血圧をコントロールできる降圧剤が一般的に用いられています。しかし、指示通りに降圧剤を飲んでしっかりと血圧をコントロールできていたにもかかわらず、明け方に脳梗塞や心筋梗塞などで倒れてしまうことがあります。なぜなのかと考えることも多かったのが事実ですが、近年になって早朝高血圧が知られるようになりました。血圧は日中に測定することが多いものの、早朝に高くなりやすい人が多いということが判明したのです。降圧剤を朝に飲んでいる人も多いため、効果が最も減弱してしまうのが朝であるということもあり、合併症の発症リスクが朝方に高まってしまっているケースがあるというのがこの原因となっています。そのため、朝まで降圧剤の効果を延長させるように夜に降圧剤を飲むということが進められているのが現状です。これによって朝までしっかりと降圧剤の効果が持続するようになり、朝に脳梗塞や心筋梗塞などで倒れることも減るとされています。